①ご予約
②ご来院
③面談・各種測定
血圧、血中酸素濃度、自律神経バランス、握力、体温(額・足裏) 等
④手技療法
⑤光線療法(約30~40分)
⑥治療計画
※ 光線療法の効果について
個人の感想ではありますが、ほとんどの方が1回目で身体が温まる・軽くなる・症状が緩和する等といった心地の良い効果を実感されています。
なお、体力が落ちている・気付かないうちに疲労が溜まっている等の場合、慣れていない方が長時間照射すると血行改善作用で疲労感や倦怠感等を感じてしまうこと(陽性反応)があるため、照射時間や照射方法を調節いたします。
術者の手を用いて患者の身体に種々の機械的刺激を加え、生体の持つ自然治癒力の活性化を図ろうとする。
参考文献 : 『柔道整復学-理論編』より
治療用カーボン電極をアーク放電させる炭素弧光灯(カーボンアーク灯)を1基ないし複数基用いて、発生する光線と輻射温熱を生体に照射し有効利用する治療法である。治療用カーボンより発生する光線は、赤外線と可視光線、わずかな紫外線を総合した連続光線であり、本療法ではこの光線を患者の病態に合わせ人体各部の素肌に直接照射し、症状や病態の回復・改善・軽減および健康維持をはかるものである。可視総合光線療法には、生体に備わっている自然治癒能力を賦活させるように働きかける作用、また多くの原因不明の難病に関与する異常となった免疫機能を調整する作用も期待される。
光線療法は、その発展において紫外線および赤外線に関してのみ医学的な関心が注がれ、赤外線、可視線および紫外線を総合した光線について医学的な関心が向けられることは少なかった。
可視総合光線療法に用いる光線は、我々人類に必要不可欠な太陽光に最も近い連続光線である。しかも、太陽光に含まれ人体に有害とされる短波長の紫外線は含まれておらず、またその他の紫外線量も地上に到達する太陽光線と比べてもわずかで、紫外線の弊害を気にすることなく、その有効面を安心して享受することができる。
参考文献 : 『別冊 可視総合光線療法 理論と治験』より抜粋
光線治療は温かく気持ちのいい治療法です。
・現在の状況・経緯を把握する為、しっかりと面談させていただきます。お悩みや不安、疑問点などお聞かせください。
・光線の効果を最大限に発揮する為に、素肌に直接光線を当てる必要があります。
ハイネック、ストッキング、タイツ等、ぴったりとした服装・インナーは避け、施術を受け易いジャージ・パジャマ等の準備をお願いします。
・アクセサリー類や時計などの装飾品はあらかじめ外しておいて下さい。
・治療後は代謝が上がる為、喉の渇きを感じやすいのでお飲み物をご準備ください。
・光線療法に慣れていない方は陽性反応(初期反応)という一見症状が悪化したような感じ(疲労感、倦怠感等)を受けることがある為、初回の光線照射時間を調整します。
・不眠など睡眠に関するお悩みをお持ちの方は生体リズムの観点から午前中の治療をおすすめします。
・光線治療器コウケントーは赤ちゃんからご年配の方、妊娠中の方でもご使用いただけます。
ただし、新生児(生後2週間以内)や日光に当たる事を禁じられている疾患をお持ちの方、今までに日光およびその他の光線により発赤、かゆみ等を起こしたことのある人はご使用いただけません。
・光線照射後入浴する場合は1時間くらい空けてからご入浴下さい。
可視総合陽性治療を行う場合、その初期に一見病気や病状が悪化したような感じを受けることがあります。これは光線療法にともなう、からだの初期変化で陽性反応と言われ病気の悪化を意味するものではありません。治癒過程で一時的にみられる現象と考えられ、心配する必要はありません。この反応は継続して光線治療を行うことにより消失していきます。
陽性反応には、色々な反応(症状)があります。比較的よくみられる症状に「疲れ」「だるさ」を挙げることができます。これは治療により血行が促進され新陳代謝が活発になったために現れるもので、特に大きな病気でないかぎりこの反応は3~7日くらいで消失しますので心配はありません。また、まれに次のような症状が現れることもあります。
痛みがある病気の治療初期に、治療による痛みの増強が見られることもあります。変形性膝関節症、慢性関節リウマチ、五十肩、腱鞘炎などの治療初期に痛みが強くなったり、痛くない関節まで痛くなったりするのがそれです。皮膚病のときにもこの反応がみられることがあります。中でもアトピー性皮膚炎の治療時によくみられ、一時的に湿疹や痒みがひどくなることがあります。また、子宮筋腫の治療時に、おりものや出血が一時的に多くなることもあります。
陽性反応は、このほかにもいくつかありますが、前述したものが主な反応です。
陽性反応は、体力がない人、重症の人や症状が慢性的に推移した人に出やすい傾向があります。また、初めて光線治療を行う人にありがちなのですが、熱く照射することが効果的と考えて、熱いのをがまんしながら治療を行うことなども陽性反応の要因になります。
〇主な陽性症状〇
・だるさや疲労感が出る
・関節痛がでる(変形性膝関節症、慢性関節リウマチ、五十肩、腱鞘炎など)
・皮膚に発疹が出る(アトピー性皮膚炎、急性湿疹など)
・排膿が促進する(中耳炎、蓄膿症、痔ろう、化膿性外傷など)
・多少の発熱がみられる(風邪、慢性感染症など)
・帯下(おりもの)が増加する(膣炎、子宮筋腫などの婦人病)
・咳・痰が増加する(気管支炎、気管支喘息など)
参考文献 : 『別冊 可視総合光線療法 理論と治験』より抜粋