男性 69歳 無職 162cm 59kg
◆症状の経過
加齢と共に皮膚が乾燥してきて、下肢に痒みが出やすくなった。1年前頃から背中にも痒みが広がり発疹も出てきた。皮膚科で貨幣状湿疹と診断され、薬を処方されたがあまり効果がなく、痒みが強く困っていた。視力の衰えが気になり、長年光線治療をしている妻に勧められて当附属診療所を受診したが、光線治療は皮膚病にもよいと知り同時に治療を始めた。
◆光線治療
◆治療の経過
自宅で光線治療を行う。治療前に背中に保湿剤を塗り光線治療を継続した。塗り薬でもなかなか改善しなかった痒みが、光線治療を始めてすぐに消失。湿疹の赤みも1カ月程で薄くなってきた。治療3カ月程で赤みは多少残るものの痒みは気にならなくなった。その後は目の治療を中心に光線治療を継続し飛蚊症も薄くなってきている。
令和3年10月1日発行 機関紙「光線研究」より